作者名 | 作品の分類 | ページ数 |
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河村全明 | 小説 | 60 |
書籍サイズ | 定価(税込・円) | ISBN |
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B6 | 1,100 | 978-4-903447-24-7 |
概要 |
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この作品は、人間に於ける権利である。人間が知るべき義務である。また、人間の行為一般を視野に入れた野望である。人間からは責務として、幸せにならなければいけない。不幸の体現ではないからだ。人間として生きる道しるべを与えたに他ならない。世間は事情が多く、忘れがちだが、しかし、実情は人間にある。人間の暦とは、日よりに他ならないが、しかし、ここで、この作品の意図は敢えて言わない。人間の伝承によるものだからである。宝と思う人もいれば、そうは思えない人もいる。それで良いのである。手にとって触れただけで伝承は果たせたのだ。人間とは何か。この命題も、いつか人が口伝するものだ。 この作品(三編)『巧妙の灯り』、『聖者の香水』、『七夕日より』は、無償の行為と寄付の概念として読むと理解する。仏と謂えども神に祈ったのだ。神は死んだ訳でもないので、仏の願望を叶えようとする。希望とか良心とか、心境を物語るにつれ、神の実在は人間にある。外の動物の見習いではなく、他の生き物全般に神の意思がある。そのことは、裏を返すと人間の働きだ。人間の働きが神の実在を高めるのである。末永く愛読願います。作者より |
目次 |
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悪について探求する 正義が悪か 交際による不始末 欲望は嘘の欠片 |