| 著者・編者名 | 作品の分類 | ページ数 |
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| 小野﨑紀男/著 | 武道 | 280 |
| 書籍サイズ | 定価(税込) | ISBN |
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| A5 | 3,300 | 978-4-86420-022-6 |
| 概要 |
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国を治めるというか、政（まつりごと）には兵法が必要であった。初めは狩猟などの道具であった物も武器化し、その武器も製作・用途にも変化、発展することによって武術化して、更に使い方・方法などに工夫を凝らし、色々な流派を生じるに至った。 江戸時代、天下泰平となり文武奨励もあって、武術は武士の嗜みとなり、水戸藩においては「文武不岐」いう精神のもとに「武」に偏らず「文」との両道の考えが特に強かった。それは藩主・徳川光圀（義公）以来の『大日本史』の編纂のため全国から学者などを招き、徳川斎昭（烈公）に至っては、藩主自身も博学で、当時総合大学ともいうべき藩校「弘道館」を設立、そして「藝に遊ぶ」とうたっている。藝とは六藝〔禮（礼儀）・音（音楽）・射（射術）・御（馬術）・書（読み書き）・数（算数）〕のことである。 『水戸市史（中巻）』の「水戸藩武術全覧」には、水戸藩での創始流派を含めて、兵学（軍用を含む）が十流派、射術（弓術）が七流派、馬術が九の流派、剣術（居合術を含む）が十九流派、長刀術（鉾・柄太刀を含む）が六流派、槍術が五流派、砲術（火術を含む）が十五流派、柔術（杖・小太刀を含む）が七流派、水術（水泳）が一流派の、何と七十九の流派があって、時代別の武術家総数は千七十二人であったと記されている。 水戸藩において、どのような武術流派があって、どのような武術家が居り、どのように伝わったかなど、現存する資料を基に纏めてみた。 |
| 目次 |
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第一章 兵学・軍用 第二章 弓術（射術) 第三章 馬術 第四章 剣術 第五章 長剱・薙刀 第六章 槍術 第七章 砲（炮）術 第八章 柔術 第九章 水術（水泳) 【弘道館武術関係年表】 引用文献 あとがき |