Be Free




「ミトコンドリア」 by 明楽

始まりの記憶を内に秘め
母から子へと受け継がれ
遠く 深く
生命の鎖を繋げてゆく
彼方の母への道しるべ
命の炎をおこすもの
かあさん
かあさん
あなたのくれた欠片は
わたしから子へと
受け継がれてゆきました




「慈愛」 by 恵

いつもの戯言 そう思えばいいさ
別に笑いたいんなら 笑えばいいよ
でも僕は これは確信してるんだ
言葉は絶対 真実になんてなれない

難しく考えるから こんがらがる
たとえば文章 会話どおりなのかい
一語一句 忠実に君は書けるかい
どうあがいたって 無理だと思うよ

極端に言うと 文章は嘘の言葉さ
気に入らないなら 言い換えようか
文字にしたら 会話は虚構になる
これなら 君にも文句はないだろう

そこでその前を 僕は考えるんだ
言葉は口から出るから 会話になる
その前といえば 心になるだろう
心に忠実に 会話ってできるのかい

僕の言いたいのは これで終わり
心から見れば 会話は嘘の心なんだ
だから言い換えると 虚構なのさ
言葉は絶対 真実になんてなれない

だから言葉が 愛しく思えるんだ



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