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「マイノリティ」 by 任 務城 難しいこと 言ってるんじゃなく ありのままを ただ伝えたから 新聞にしか 書いてないこと そんなの君には うわの空で でも僕はその中で ずっと生きてる 質問にマジで 答えようとしてる 僕と遊びたいって 君は手を掴んで このまま数時間 僕は君を試してる 僕がどこの人でも 関係ないと言う 分かってるのかな それで僕が悲しむ きっとこんなこと いつまでも繰り返す 今は善人だけど いつか僕から消える でも僕はその中で ずっと生きてる 質問にマジで 答えようとしてる 僕と遊びたいって 君は手を掴んで このまま寒い海まで 朝焼け見たいって 教科書に書かれた嘘 宗教だった思想 真実を知らないまま 死んでいった祖母 取り残された僕と 遊びたいって君は このまま数時間 僕の右手を掴んで 君と遊びたいって その左手掴んで このまま数時間 空回り続けて 「大成功」 by あおば 単純な飛行機を飛ばす ゴム動力のプロペラを クルクル回し ゴムがゆるむまで どこまでも飛んでゆき 林の向こうに見えなくなった ステルス機になれたのだ 大成功と名前を付けて 電気を消して寝てしまう 夜中 飛び続けた大成功は ゴムがゆるんだのか へらへらと笑う元気もなくなって パタリ プロペラを停止して しばらく滑空したあげく 何処かの浜に不時着した 見えない工夫を施した ステルス機だから どこに降りたのか 誰も知らない 無線機なんかも積んでないから どこに降りたのか 誰も知らない |