SEASONS 2016 Winter




「一心」 by 藤井道木


窓辺に咲いた水色の花を
見守っています
涙色した花は何かを望み
与えて欲しいわけじゃなくて
悲しい時には明日の風を待とう
・・と花びらを閉じます
願いは一つ
何時かの笑顔になりたいと
何度も何度も返り咲きながら
自分らしさを知るのです


「あの家」 by まじきのびろ


あの家は幸せだった

たくさんのしがらみと
たくさんの愛着に包まれて
たくさんの物であふれてた

ちょっと息が詰まったの

息苦しくてもがいて
そう、もがいてそとにでたかった

幸せってちょっと不自由
幸せってちょっと面倒


幸せすぎたの、わたし
きっと、幸せにあきてしまったの、わたし




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