作者名 | 作品の分類 | ページ数 | 書籍サイズ | 定価(税込・円) |
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河村全明 | 小説 | 46 | B6 | 1,100 |
ISBN |
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978-4-903447-80-3 |
著者コメント |
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スター性について考えて見ました。すると、手乗り文鳥など小鳥と、蛇など野獣と思い付くのは身近かな動物です。スコップをアイドルにしたり、武器を手にする心境を告白したりと、アイドルのスター性と身近かな動物達との共有が、即ちアイドルと呼べるスターだ。狸では大人しく、幽霊やらを持ち出しましたが、狸と呼べるのは自分の中の鼓だ。ポンポコポンと狸の腹が煮えくり返る。化けるにも、狸では嘘に化けた。大きな嘘が付きたいな。それで人間を誑かし、狸と添い寝だ。私は狸であるよ。身近かな題材から取りましたが、今まで自分は何をしていたのだろう。この世は夢の中であり、醒めたらいけないのだ。夢の続きを見る為に、狸に身を窶し、ポンポコお腹を叩いている。ポンポコポーンと遠くに聴こえる。今日も又、旅だな。遠くにカラスが騒いでいる。この旅は長くなりそうだ。三本松までカラスの通り雨だ。ネオンが眩しいぜ。 |
目次 |
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1 自己暗示 2 動物たち 3 士農工商 4 花火 |