作者名 | 作品の分類 | ページ数 |
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河村全明 | 小説 | 60 |
書籍サイズ | 定価(税込・円) | ISBN |
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B6 | 1,100 | 978-4-903447-34-6 |
概要 |
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『天国とは坊主の領分だ。それを犯すとは審判が必要だろう。判定は辛うじて免れた。最悪はトドメを刺されたのだ。人間が生きて行く過程で、人間とは生命の延長線だが、しかし、勇気の要ることだ。必要な悪を見習うより、勇気を試して合点した方が得だ。必要な心胆は焼き芋でもビタミンは豊富だ。人間はビタミンにならなければいけない。その事は裏地が大事である。魔王は天国も地獄にしてしまう。魔物の住処だ。人間の立ち入る暇はない。しかし、魔物も勇気を必要とし、悲願に涙する。願望から栄えた魔物の正体は、天国と地獄に咲く。やはり器が大事である。年輪を重ね、風雪に耐え、偲び難きを凌いで、器を手に入れる。雪が落ちても天国だ。人間は立ち止まる勇気が必要だ。地獄とは忝ない。』作者より |
目次 |
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木の葉 焼き芋 漁り火 白い薔薇 |