私を愛して、私のもとを去らないで

(原著 "Love Me, Don't Leave Me")

マインドフルネスとスキーマセラピーによる
『見捨てられ不安』の克服と愛ある関係を築く方法



データ

著者 翻訳 作品の分類 ページ数
ミシェル・スキーン 森直作 心理学 205

書籍サイズ 定価(税込) ISBN
A5 2,750 978-4-86420-303-6




概要
マインドフルネスとスキーマセラピーの方法を用いて、これまで取り上げられることのなかった、しかし誰もが心の底に持つネガティブな仕組みに対処する道を明らかにした名著。

普段の生活の中で、特定の誰かと接触したり、特定の状況に出くわしたときに、突然あらがえない強い衝動や感情が湧き起こり、自分でも思いもしなかった行動や反応をとってしまうことがある。

その原因は『中核的信念』と呼ばれる5種類の信念だ。それは、幼少期から成長期における苦痛を伴う体験がもとになって形成された強固な信念であり、成人してもなお自分の考えや行動を無意識に拘束している頑迷な思い込み(信条)だ。

本書にあるマインドフルネスの方法とスキーマセラピーにもとづく練習を実践することによって、自分の中にある中核的信念を明らかにし、それらの信念にもとづく衝動的な行動にうまく対処できるようになる。さらに、これまでは抑圧されてきたため、想像すら及ばなかった新しい生き方を選択することができるようになる。……さあ、ミシェルと共に、自己を知り、新しい人生を切り拓くための旅に出よう。

目次
前書き

序章

第1章 私を置いてかないで!
・「見捨てられ不安を理解する

第2章 私は何を信じているのか?
・自分の中核的信念を特定する

第3章 何が私の邪魔をしているのか?
・心と人間関係の罠を突破する

第4章 現在に留まることの大切さ
・マインドフルネス(心豊かな受容)で現在に留まる

第5章 大切な価値は自分で選ぶ
・変化するための動機

第6章 「棄てられる」と予測する思考の罠
・自分の思考を理解する方法

第7章 どうして私はこのように感じるのか?
・感情への対処法

第8章 新しい価値の選択と新しい行動の創造
・行動を変える方法

第9章 魅力的な会話
・コミュニケーション新技術

第10章 デートを始めた! 次はどうしたらいい?
・愛に満ちた人生を始めるためのヒントと戦略

付録

参考文献

訳者あとがき

著者紹介:ミシェル・スキーン(Michelle Skeen)

バークレー(カリフォルニア州)のライト研究所にて臨床心理学の博士号を受ける。カリフォルニア大学(サンフランシスコ)にて博士号取得後の過程を終える。また、オークランド(カリフォルニア州)で学士号と修士号を取得している。

ライト研究所においてマシュー・マッケイ博士のもとでスキーマ治療を学ぶ。さらに、3つワークショップに出席して、スキーマ治療のより深い理解を得た。現在、多くのクライアントをスキーマ療法で指導および治療している。

私たちが困難を乗り越えて行動するためには、自分の苦しみのもとを理解する必要があると彼女は考える。このため、スキーマ療法ならびに認知行動療法を通じて、価値のリードを基にしたコミュニケーション技術の向上を促し、クライアントを新しい行動に至る道へと導いている。



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