著者・編者名 | 作品の分類 | ページ数 |
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高橋建雄 | 法律 | 256 |
書籍サイズ | 定価(税込) | ISBN |
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B5 | 2,750 | 978-4-86420-196-4 |
概要 |
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本書は、不正競争防止法における営業誹謗行為(信用毀損行為)に関する判決例を整理したものであり、特に、現在の企業活動を含む社会システムにおいて不可欠であるインターネットを手段として使用した事案に着目した。 インターネットの利用は、情報発信の容易性と拡散性に特徴がある。一方、不正競争の観点からは、不特定多数への情報発信を行うこととなり、この点について裁判所がどのように判断しているのか探ってみた。 第1部では、不正競争防止法における営業誹謗行為(信用毀損行為)の概要を整理した。 第2部では、主題であるインターネット(類するコミュニケーション手段を含む)による情報発信が絡む営業誹謗行為(信用毀損行為)関連の判決例を紹介した。 第3部では、営業誹謗行為(信用毀損行為)関連の判決例をまとめて整理した。 |
目次 |
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第1部 営業誹謗行為(信用毀損行為) ・ 第1章 不正競争防止法の規定 1 定義(条文) 2 営業誹謗行為(信用毀損行為)の要件 3 営業誹謗行為(信用毀損行為)に基づく請求権 ・ 第2章 裁判における判断の基本 1 判断項目と手順 2 判決にみる判断の基本 (1) 「競争関係の有無」について (2) 「『他人』の明示の要否」について (3) 「他人の営業上の信用」について (4) 「虚偽性」について (5) 「意見・論評と事実の摘示」について (6) 「意見・論評の表明と信用毀損」について (7) 「権利行使による違法性阻却の成否」について (8) 「故意、過失」について (9) 「故意・過失と特許無効との兼ね合い」について (10) 「インターネットと営業誹謗行為との関連性」について (11) 「プレスリリースと注意義務」について 第2部 インターネット営業誹謗行為(信用毀損行為)関連の判決例 ◆ ウェブサイトへの「侵害警告」掲載が「該当する」とされた事案(その1) ◆ ウェブサイトへの「侵害警告」掲載が「該当する」とされた事案(その2) ◆ ウェブサイトへの「侵害警告」掲載が「該当する」とされた事案(その3) ◆ ウェブサイトへの「侵害警告」掲載が「該当する」とされた事案(その4) ◆ ウェブサイトへの「侵害警告」掲載が「該当しない」とされた事案(その1) ◆ ウェブサイトへの「侵害警告」掲載が「該当しない」とされた事案(その2) ◆ ウェブサイトへの「侵害警告」掲載が「該当しない」とされた事案(その3) ◆ ウェブサイトへの「侵害警告」掲載が「該当しない」とされた事案(その4) ◆ ウェブサイトへの「比較広告」掲載が「該当する」とされた事案(その1) ◆ ウェブサイトへの「比較広告」掲載が「該当する」とされた事案(その2) ◆ ウェブサイトへの「比較広告」掲載が「該当しない」とされた事案(その1) ◆ ウェブサイトへの「比較広告」掲載が「該当しない」とされた事案(その2) ◆ ウェブサイトへの「プレスリリース」掲載が「該当しない」とされた事案(その1) ◆ ウェブサイトへの「プレスリリース」掲載が「該当しない」とされた事案(その2) ◆ 投稿サイトへの「評判(悪評)」の投稿が「該当する」とされた事案 ◆ ウェブサイトへの投稿等が「該当しない」とされた事案 ◆ インターネット上のブログへの掲載が「該当しない」とされた事案 ◆ SNSのコミュニティへの書き込みが「該当しない」とされた事案 ◆ ウェブページへの「おとり表示」が「該当する」とされた事案 ◆ 新聞社のウェブページへの「記事」掲載が「該当しない」とされた事案 ◆ 海外への「侵害警告」メール送信が「該当する」とされた事案 ◆ 報道発表のインターネット掲載が争われた事案 第3部 営業誹謗行為(信用毀損行為)関連の判決例集 1 判決例一覧 2 各判決例の概要 |