日本弓道史料・第八巻




弓の道は極めて古く、弓矢をいわゆる道具として作り、そして使用したときから始まる。その長い歴史の間に、弓矢の製作、使用、方法、さらに射術・射法なども、時代の変遷と共に変化・改良が生じて、いろいろな流儀・流派が生まれた。そして、先輩から後輩へ、師匠から弟子へと伝承されて、今日の弓道があることは言うまでもない。

その歴史を振り返ってみれば、蓄積された伝統を感じるであろうし、実際に弓を引く者にとっても、こんな事もあったのかなどと楽しむこともあるだろう。これからも、自らの道を深く追求したり、広めようとする時、その指針ともなるだろうと考え、「日本弓道史料」第八巻(昭和前期)を纏めた。

弓道も、国技といわれる相撲以上に日本の歴史に関わってきた。「国際弓道連盟」が設立されて、日本の弓道も国際化するにあたり、どのような歴史を辿ってきたか知らずして、伝統ある弓道を語る事は出来ない。つまり、それがどのような過程、変遷を辿ってきたかをよく認識する必要もあるだろう。

   そして、その長い間に蓄積されてきた歴史・文化を知り、大切に伝えながら、これからの弓道普及と発展、および研究につながれば幸いである。


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