日本弓道史料・第七巻




弓の道は極めて古く、弓矢をいわゆる道具として作り、そして使用したときから始まる。その長 い歴史の間に、弓矢の製作、使用、方法、そして射術・射法なども時代の変遷と共に変化・改良が 生じて、更にいろいろな流儀・流派が生まれた。そして、先輩から後輩へ、師匠から弟子へと伝承 されて、今日の弓道があることは言うまでもない。

その歴史を振り返ってみれば、蓄積された伝統を感じるであろうし、実際に弓を引く者にとって も、こんな事もあったのかなどとあらためて知ることもあるだろう。又、これから自らの道を深く 追求したり、広めようとする時、その指針ともなるであろうと考え、「日本弓道史料」第七巻(明 治・大正時代)を纏めた。

弓の道がどのような過程、変遷を辿ってきたかをよく認識する必要があるだろうし、どのような 歴史を辿ってきたか知らずして「伝統ある弓道」を語ることが出来ようか。 弓道も、国技といわ れる相撲以上に日本の歴史に関わってきた。

昨今「国際弓道連盟」が設立され、日本の弓道も国際化するにあたり、長い間に蓄積されてきた歴 史・文化を知り、それを大切にしながら、これからの弓道の普及と発展および研究につながれば幸 いである。


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