情けは人の為ならず




「いじめ(苛め・虐め)」(英語ではBULLY)とは、どういうことをいうのか?

小学館の国語大辞典によると、(弱い者に対して精神的または肉体的な苦痛を与える)ことと説明がある。また、いじめっ子を調べると、(弱い者をいじめて威張る子。意地悪をして仲間をいやがらせる子)と説明がある。

文部科学省では、いじめの定義が見直されている。それによれば、従来は、(自分より弱い者に対して一方的に、身体的・心理的攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているもの)と定義していたが、見直し案では(子どもが一定の人間関係のある者から、心理的・物理的攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの)としている。そして、いじめか否かの判断は、いじめられた子どもの立場に立って行うようにと徹底させている。その他の変更点としては、(パソコンや携帯電話での中傷、悪口)などが追加された。いじめの件数の把握は(発生件数)から(認知件数)とし、学校として事実を確認しているもの、としている。

この外に、警察では、(自分より弱い者に対して一方的に、身体的・心理的攻撃を継続的に加え、相手が深刻な苦痛を感じているものをいい、起こっている場所は学校の内外を問わない。=警察白書から)のように定義している。

この小冊子を作成したのは、一つは、私がいじめをしてきた懺悔(ざんげ)録、二つは、これを読んでいただき、これからいじめに対する対策に一つでも参考になり、一人でもいじめる人がいなくなったり、自殺する人が減ったりしたらいいと思った次第である。出来れば、今、いじめている人や、いじめを受けているすべての人に読んでもらって、考えを改めてもらい、いい人生を送って貰えたらこの上ない喜びである。


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