日本弓道史料・第四巻




弓の道は極めて古く、弓矢をいわゆる道具として作り、そして使用したときから始まる。其の長い歴 史の間に、弓矢の製作、使用、方法、さらに射術・射法、そして種目にも時代の変遷と共に変化・改良 が生じて、更にいろいろな流儀・流派が生まれた。そして、先輩から後輩へ、師匠から弟子へと伝承さ れて、今日の弓道があることは言うまでもない。

その歴史を振り返ってみれば、蓄積された伝統を感じるであろうし、実際に弓を引く者にとっても、 こんな事もあったのかなどと知ることもあるだろう。また、これから自らの道を深く追求したり、広め ようとする時その指針ともなるであろうと考え、「日本弓道史料」第四巻(江戸時代初めから正徳年間 まで)を纏めてみた。

弓道も、国技といわれる相撲以上に日本の歴史に関わってきた。その伝統ある弓道を語るとき、どの ような歴史を辿ってきたか。つまり、それがどのような過程、変遷を辿ってきたかをよく認識しなくて はならないと思う。昨年「国際弓道連盟」が設立されて、日本の弓道も国際化するにあたり、長い間に 蓄積されてきた技術・文化を大切にして、これからの弓道普及と発展、および研究につながれば幸いで ある。


書籍の購入方法

本棚ページ

詳細ページ

トップページ