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「ありがとう」 by 樂唄 ずっとずっと いままでずっと ぼくはひとり そう思って生きてきたんだ 隣にいるこの子もあの子も そこで笑っている君も ぼくの前では全てが偽りで “かわいそう”だから そばにいてくれているんだって そう思って生きてきたんだ だから 世界の全てに絶望して にんげんなんか嫌いだって ばらばらになりそうな心を 必死に押し殺して笑っていたんだ だけど ぼくも大人になって やっと気付いた ぼくの世界は “偽り”だけじゃなかったんだ 愛してくれるひとがいた 思ってくれる人がいた 気にかけてくれるひとがいた 怒ってくれるひとがいた それは “かわいそう”なぼくへの 同情なんかじゃなかったんだね ずっとぼくを独りにしていたのは ぼく自身だったんだ 「みずいろ」 by Ｓ うすい青い色の髪 人形の君はいいね なにもしなくていいから 命がないから気楽でしょ そのうち僕は君を忘れる 家の何処にいるかもわからず 誰にも見つけられないまま朽ちるかな 髪の色が好きだよ この恋に終止符を これは涙ではない 僕は泣かないから これは涙ではない 人間の僕はダメだ やわらかい皮膚が すごく邪魔なんだ |