新天地創造




はじめに

この本に紹介する内容は、創作や空想でも、文献や書物からの引用ではありません。この十数年間で宇宙のこころと通じた内容を整理して、宇宙のこころの代弁者になりたいと思い書物にすることになりました。

わたしは小さい頃から物理に興味があり、読む本や見るテレビ等はそのようなものを好んで趣味としていました。だからと言って、その道に進むこともなく、ただ平凡な生活を送っていたわたしを、大きく変える出来事が起こりました。それは、九〇年代の後半に、NHK制作のドキュメンタリービデオ 『アインシュタインのロマン』を見た時からです。わたしには、光・時間・存在・空間等について、紹介された博士の理論が納得いかず、六巻で構成されたレンタルビデオを何度もリピートしました。しかし、疑問が深まるばかりで、納得がいかない日々を過ごしていました。疑問や納得がいかない事は、とことん追求するという性分のわたしは、時間とは何か? 存在とは何か? エネルギーは何処から生まれるか? このような疑問が仕事しているときを除いて、四六時中頭の中を駆け巡る日が続きました。それに関連する本やビデオを見ながら、納得いく解答も得られず 《なぜ? なぜ?》 と言う思いで日々を送っていました。


不思議な体験

そんなある日、うたた寝のような中で、不思議な体験をしたのです。

【それは、宇宙を構成する極小さなもの(ミクロ)から銀河に至るまで、全て調和とバランスを保ちながら、成長と発展を繰り返して、全てが繋がっている宇宙と地球誕生の歴史をパノラマや走馬燈のように見せられた実感をしました。何処も切れていないのです。ちょうど人が60兆個の細胞の集まりで、一人の人を形成して動いている、そして各自の細胞も成長している姿、そのように存在している宇宙と自然を実感したのです。

実存する宇宙(有形世界)に人のこころのように相似的に重なって存在する無形世界があり、しかも、人のこころが目的を持って行動を決定するように、宇宙のこころ(無形世界)がまず目的を持って、宇宙の成長・発展・存続の基になっている・・・】

このような知識が、こころに流れ込んで、これらの事を一瞬にこころが認識したのです。このような体験があってから、午前四時前後になると急に目覚めるようになりました。目覚めると言うより起こされている感じです。

起きると、こころと魂が暖かいものに包まれ、それが心に流れ込んで言葉に変換されて、自分の口から出てくるという不思議な体験をするようになりました。その内容は、主にわたしが疑問とした解答のようでした。

その言葉はすぐに流れて、自分で語りながらも後で覚えられません。その為寝ている妻を起こしメモに記録させる日が続きました。午前四時前後の通信は毎日半年間ぐらい続きましたが、その後は、入浴時やリラックスした時、車の中等で通信を受け取るようになり、寝不足から解放されるようになりました。それゆえ、メモやテープは、膨大になりました。録音テープが100巻、大学ノートも100冊を超えています。教えられた内容は学問として紹介できる程の無形世界の知識です。

この経験によって、わたしは宇宙にこころがあることを知りました。そのこころは、人と交流できることも解りました。あれ以来、もう13年目を迎えます。これまでの、記録の中で一番宇宙が語りたい宇宙の心情をまとめてみました。

今後、これまでの記録を徐々に本にする予定です。様々な意見があることと思いますが、この内容はわたしの体験・経験認識出来たものです。

わたしたちの常識的概念や価値認識を少し変革して、宇宙的立場から物事を見つめると、今まで見えず、感じ取れなかったことが、大局的に見えてきます。


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