作者名 | 作品の分類 | ページ数 |
---|---|---|
阿部誠 | 文学 | 192 |
ISBN | 書籍サイズ | 定価(税込・円) |
---|---|---|
978-4-901351-89-8 | A5 | 2,090 |
概要 |
---|
東文彦が著した作品についての情報を収集し、それぞれの作品に対して鑑賞を試みた。東文彦に関してはこれまで全く研究がなされていなかったため、どのような作品が書かれたのかさえ確認されていなかったが、本書により、現在入手可能な文彦の作品にはどのようなものがあるか、把握することができるようになった。また、文彦の作品に対して鑑賞を試みたのは、本書が最初である。 巻末には、東文彦が書いた書簡7通を掲載した。6通は三島由紀夫に宛てて書いた手紙であり、1通は別の知人に宛てて書いた手紙である。『浅間 東文彦遺稿集』(昭和19年発行、非売品)に載っている手紙であるが、古い資料なので通常では入手は不可能で、図書館を通じて取り寄せる以外に読む方法はない。その一端を紹介した。文彦の素顔を知りたいという場合に、本人が書いた手紙は必読の資料である。 東文彦を取り上げて卒業論文を書く際には必ず手許に置いて参照し、活用してほしい。 |
目次 |
---|
はじめに T 『輔仁会雑誌』掲載作文 一 昭和十一年代の作品(一作)十五〜十六歳 1 「西湖」 二 昭和十二年代の作品(一作)十六〜十七歳 2 「夢」 U 肺結核発病前の作品 一 昭和十三年代の作品(四作)十七〜十八歳 3 「異端者」 4 「朝」 5 「流星」 6 「流言の日記」 二 昭和十四年代の作品(一作)十八〜十九歳 7 「幼い詩人」 V 肺結核発病後の作品 一 昭和十五年代の作品(四作)十九〜二十歳 8 「闇」 9 「少年」 10 「浅間」 11 「魔縁」 二 昭和十六年代の作品(四作)二十〜二十一歳 12 「爬虫」 13 「俊輔」 14 「四君子」 15 「凩」 三 昭和十七年代の作品(一作)二十一〜二十二歳 16 「冬景色」 四 昭和十八年代の作品(五作)二十二〜二十三歳 17 「方舟の日記」 18 「虫」 19 「午後の時」 20 「好日」 21 「初霜」 22 「覚書」 W 補足資料 1 『輔仁会雜誌』 (1)文彦生前の号 (2)『輔仁会雑誌』第一六九号 2 『三田文学』掲載作品 3 『北方文芸』掲載作品 4 『赤絵』 (1)『赤絵』第一号(昭和十七年七月) (2)『赤絵』第二号(昭和十八年六月) 5 文彦書簡 @平岡公威宛(昭和十六年二月四日) A平岡公威宛(昭和十六年二月二十一日) B平岡公威宛(昭和十八年一月十五日) C平岡公威宛(昭和十八年二月十一日) D谷口國次宛(昭和十八年四月四日) E平岡公威宛(昭和十八年八月二十八日) F平岡公威宛(昭和十八年九月二十三日) 6 作品名一覧 おわりに |