大衆化する愛国婦人会

《シリーズB−3 愛国婦人会》
運動と活動




データ

作者名 作品の分類 ページ数
守田佳子 歴史学 228

ISBN 書籍サイズ 定価(税込・円)
978-4-903447-82-7 A5 2,640




概要
このシリーズBでは、満州事変が始まり愛国婦人会が大衆化に乗り出した時期を取り扱っている。組織を変え、分会・分区の組織をつくり、支部の自主権をかなり認めるようになった。大衆化路線をとった。また、会員の年齢も低下させ愛国子女団も作った。

愛国婦人会の会員は、どのように変化したのか。愛国婦人会全体の変化と同時に、支部の会員数の変化もみてみたい。

愛国婦人会は創設当時から、毎年通常総会を開催していた。この総会には、皇后や皇族である総裁や、皇族・華族・王族が名誉会員として参列し、愛国婦人会の権威付けに役立っている。この時期も通常総会は毎年開催されているが、その性格は大衆化路線によって変化したのだろうか。また、支部に自主権が与えられていくなかで、支部でも多くの支部総会が開催されるようになっている。その様子にも触れておく。

目次
はじめに

第1章 運動と活動
1-1 活動目的
1-2 活動の分類

第2章 各種運動
2-1 婦人報国運動
2-2 選挙粛清運動
2-3 地久節奉就運動
2-4 「日之皇子の祝ひ日」の設定
2-5 国旗運動
2-6 愛国貯金運動
2-7 生活改善運動
2-8 農村救済運動
2-8-1 農村の救済
2-8-2 資金貸付と農村女子授産場
2-8-3 農繁期託児所の増設と妊産婦保護
2-8-4 女中学校の就職斡旋

第3章 軍事後援
3-1 軍事後援事業と慰問実績
3-2 慰問使
3-3 送迎・武運祈願・献納など
3-4 防空演習などへの参加
3-5 生業補助
3-6 軍事扶助事業統制

第4章 一般事業
4-1 児童保護事業
4-2 妊産婦保護事業
4-3 婦人経済保護事業
4-4 社会教化事業
4-5 医療保護と救済救護事業



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