人類の道



データ

作者名 作品の分類 ページ数 書籍サイズ 定価(税込・円)
河清真実 小説 298 A5 2,700

ISBN
978-4-903447-74-2




概要
河清真実著の第12作。

手紙文が小説作品の大部分を占める三部作。

最初の「青春の懊悩」は、大学生の主人公が、母校の校長に向けて語る青春の悩みと告白からなる長い手紙である。書くことを通じて、自らの悩みを昇華することがテーマとなっている。次の「錬成の館」は、「青春の懊悩」の中で、参加したことを語った、新興宗教・錬成の館の錬成体験を、紹介者の錬成の館・指導員に報告する手紙である。最後の「人類の道」は、主人公が前作で語ったような迷いと悩み多い学生時代を終え、社会に出てからも、企業人生を送りながら道を求めることを止めなかった結果到達出来た宗教について、二十数年前、社会に出て初めての勤め先で知り合い、既に作家デビューを遂げている同期の人に語り掛ける手紙が中心となっている。

若い頃には、逆境や病に対して、若さのエネルギーで容易に乗り越えてきた人も、歳には、抗えず、先行きに待っているものが、死しかない、と言う人生の真相に気付いたとき、老いから来る、苦しさ(実際に、病の苦しみは、観念ではなく、厳しい現実として人間に襲い掛かってきます)、寂しさ、悲しさにつかれ、右往左往するのが、人間の真実の姿である。主人公は、若い時代にそれを察知し、一体死に向かって進んでいくだけの人生とは、何なのであろうか、とその解答を、真剣に追い求めてきた結果として到達したのが、宗教である。「人類の道」では、苦しさを逃れるためのまやかしの宗教ではなく、人生を、科学的な事実認識に近い実体として把握することに努め、そうして掴みえた真実を、ものすごい熱意を持って表現しようとしている。故に、自ら納得する境地に達している者の言葉となっている。

目次

 ・青春の懊悩

 ・錬成の館

 ・人類の道



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