アルハンブラの薔薇(ばら)



データ

作者名 作品の分類 ページ数 書籍サイズ 定価(税込・円)
新出灘 小説 238 A5 1,980

ISBN
978-4-901351-48-5




目次
第一章  成田空港・個性の出会い
第二章  マドリード・不運な幕開け
第三章  セゴビア・コウノトリは幸運を呼ぶか
第四章  アランフェス・不機嫌な女達
第五章  トレド(1)・古都の夜景
第六章  トレド(2)・迷路の町
第七章  タルゴ・一等車に乗れる人
第八章  アルハンブラ・庭園で流す涙は
第九章  カルモナ・月にラブコール
第十章  セビリア・心よき船人
第十一章 コルドバ・貴人の昼食
第十二章 ミハス・正しい夫婦関係
第十三章 バルセロナ・狂気の中の正気
第十四章 イベリア航空・孫の待つ国へ



概要
健蔵と妻・信子は、友人である玲子・春奈と共に、二週間の予定でスペイン旅行に出かけた。初日のマドリード王宮庭園で引ったくりに襲われ、信子が常用していた精神安定剤が入ったバッグを奪われる。旅程の進行に伴い信子の精神状態が悪化し、遂に最終日の二日前にマルベージャで医師の診察を受けるに至る。健蔵は予定した旅行を無事終わらせ、信子を日本へ連れ帰るために奮闘する一方、四人の間にある微妙な人間関係のもつれとも闘うこととなる。スペインという美しくも刺激的な環境に誘発された個性のぶつかり合いと狂気の中に人間存在の深淵を垣間見る異色の小説。


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