自然現象の数学(下)




データ

作者名 作品の分類 ページ数 書籍サイズ 定価(税込・円)
山田弘明 数学 194 A5 2,640

ISBN
978-4-86420-226-8




概要
文系出身者を主な対象として医療系大学で行われた数学の授業を一般読者向けにまとめた。高校1年生までの数学(数学T、数学A)の基礎知識を用いて理解できるよう構成してある。

上巻では生物などの例を多く入れたが、下巻の対象は「確率と統計」であるため、生物学の例は多くない。むしろ医療や社会や生活一般事項に関する例が多くなっている。そもそも私たちの日常には、特に意識せずとも、降水確率、偏差値、内閣支持率、視聴率、さらにパチンコ、宝くじなど非常に多くの確率と統計に関する関わるものごとが身近に存在している。


目次

第1章 序

1.1 はじめに
1.2 ドレイクの方程式
参考文献

第2章 確率の基礎

2.1 はじめに
2.2 確率の基礎事項
2.3 余事象・包除の原理の例
2.4 応用:クーポン収集問題と新記録問題
2.5 条件付き確率とベイズの定理
2.6 ベイズの定理の応用:医療など
2.7 オスの三毛猫
2.8 ギャンブル
2.9 最適停止理論
2.10 客観確率と主観確率
2.11 ゲーム理論
2.12 ランダムとは何か
参考文献

第3章 確率変数と確率法則

3.1 確率変数と確率分布
3.2 離散分布の例
3.3 ランダムPoisson配置
3.4 連続分布の例
3.5 独立確率変数の性質
参考文献

第4章 統計学の基礎

4.1 はじめに
4.2 統計学の基礎と確率
4.3 統計基本量
4.4 代表値
4.5 相関と回帰解析
4.6 医療統計の例1[スクリーニング検査]
4.7 医療統計の例2[コーヒーの統計など]
4.8 仮説検定
4.9 まとめ
参考文献

第5章 ベイズ統計

5.1 はじめに
5.2 ベイズの定理の復習
5.3 ベイズ推定の例1
5.4 ベイズ推定の例2
5.5 仮説検定
5.6 連続変数への一般化
5.7 ベイジアンネットワーク
参考文献

第6章 確率過程入門

6.1 はじめに
6.2 一次元ランダムウォーク
6.3 一次元ランダムウォークの一般化
6.4 再生過程
6.5 時系列の相関と非定常性
6.6 確率過程とカオス
参考文献


付録A 高校課程の中での確率統計に関するアンケート結果
付録B 折れ棒モデル
付録C 個数の処理
付録D 37% の法則の証明
付録E ランダム列の作成
付録F いろいろな平均
付録G 高次のモーメントと特性関数
付録H いろいろな確率法則
付録I 確率密度分布の再考
付録J 測定と誤差
付録K 長距離相関列
付録L ポアソン過程に関する定理



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