作者名 | 作品の分類 | ページ数 |
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田上村逐電 | 哲学 | 82 |
書籍サイズ | ISBN | 定価(税込・円) |
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A5 | 978-4-86420-122-3 | 1,870 |
概要 |
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哲学者と知恵者の違いを峻別する開祖ソクラテスの言葉に立ち返り、「無知の知」を明確にします。 形而上学や存在論、それらを可能にする対象的自然物の解釈論議といった、誤った哲学観を排除し、常識的教養知識も無視して、読者本人の哲学へ、産婆術へと誘います。 コペルニクス的転回を果たしたカント、時間論からの存在論議を放棄したハイデガーといった先生方を頼りに、過去のイデア論の誤解を正し、アリストテレスの著作の逆読みを断罪して、合目的技術企画に潜む、ニヒリスムスの支配を露にします。 グローバルな形而上学的環境の「立て‐組み」(ゲシュテル)支配から、思惟が開放される方途を探ります。 |